例会山行 地図読み山行
11月例会山行 地図読み山行
日程:11月16日(土)
コース:松竹バス停(10:00)ー松嶽稲荷神社(事前説明、10:40出発)ー八王子城跡展望台(山座同定説明、12:00)ー八王子神社(昼食、12:40出発)トイレーP368ー大六天(14:30)ー心源院(15:00)ー川原宿大橋バス停(15:14)
参加者:トシ、Kakashi、かわじ、Fuku、やまめ、You、Taka、なお 係:ヨーコ、ぎりちゃん
地図読み山行参加者に、「ある場所から東京スカイツリーが見える。コンパスで方向を計測すると、東から北方向へ12°であった。同じく、東京タワーは東から南方向へ44°であった。」この場所は山手線のどの駅に最も近いでしょうか?当日、答え合わせをします。実施地域は北高尾周辺(詳細は秘密)、スマホの地図アプリは使用禁止―とのメールが届いた。顕著な山頂・人工物(送電鉄塔等)2点から現在地推測の意図は解るが正直面倒臭いと思った。
高尾北口 9:45発バスを「松竹バス停」で降り、「松竹橋」を南に渡ったところでトシさんと合流。そのまま暫らく下った神社で、係から三つの班毎に回収するマークの位置が示された地図を受け取る。出発時間も班毎に指示された。実施計画が事前に周到に練られている、とうかがわせる。
概ね沢筋を八王子城址に向けて南進し、帰路は心源院尾根道を北進して戻るルートが記されている。歩き始めると虫の視点になってしまいがちなので、先ずはコンパスだけでも大きな方向のズレに気づけるよう.、コース全体像を鳥の視点で把握しておく。道の傍の涸れた河川は幾つかの橋で左右から絡んで、地図に示されている二股と現在地を確認するのに役立った。程なく最初の回収マークⒶを見つけて二俣に引き返す途中で後続の班とすれ違う。(他班の地図上のマーク位置は解らない)地図表記も変った樹林の中の踏み跡を暫く辿ると「八王子城址登山口」の標識、此処から心源院尾根の分岐まで枝尾根の西腹の高度を上げていく。「帰路に回収するマークⒷへの分岐がこれかな?」とつぶやくと、「もう少し先でしょう」とFukuさん。夫々の地図読みを互いにチェックしながら、地図&現地の一致精度を共有する―これも重要。最後のつづら折りの石碑の地図記号表示位置に現物を確認。先行してマークを設置し終わり一休み中の係が待つ城址直下の見晴らしの良い処で休憩、冒頭の出題の答合わせ。Fukuさん以外全員外れ。「コンパスで計測した時に磁北の偏差7度が勘案されていないので、真の東からスカイツリーは19度、東京タワーは37度で引いた線の交わる代々木が正解」なんだと。「コンパスで方向を計測した結果が偏差を考慮してないと思えるか?何か納得いかないなぁ、磁北-真北の偏差を意識させたと思うけど・・・」
昼食後また時差出発したが、二股・二股…と待ち受けているところに現れる二股は、所望の分岐手前の「見せ球的」分岐につい入り込んでしまいがち。オリエンテーリング地図に記載されているルートはマークへの入り口であって、多分コース上にある分岐を網羅してはいないので不慣れも手伝い山行経験豊富なベテランも手前で入り込んだと気づかなかったように断片的話から推測。
会は、7年前に道迷いと推測される事故を経験しており、(スマホ電子地図では意識されないが)今どの尾根を下ってるのか思い込みを捨てて都度再確認する重要さを示唆している様に思う。
事前下見で決めたのであろうマーク設置場所は、下山路でないことを示す枝の集積のその向うへ下った処や、巻き道が合流したその更に下に合流の相似があって、3班に先行してマークをつけて回る係は脚力・知力を随分使ったんだろうと思った。ボルダリングのセッティングの様に設定者との知恵比べに翻弄されながら、参加者はいい(冷)汗かいたのかな?
お陰様で一味違った山行企画ありがとうございました。私は地図読み大好きなんで大感謝。 (記 You)